Futures Literacyって何?未来を予報する力を身につけよう!
みなさん、こんにちは!未来像{HOPE}をつくる専門会社 未来予報(株)のソガです。このFutures Literacy Journalの代表も務めています。
今日はこのサイトの題名にもなっている「Futures Literacy(フューチャーズ・リテラシー)」についてお話しします。自分なりの未来の仮説を持って、それを道具のように使いこなす…という、とってもエキサイティングな概念なんです。
簡単に言うと…天気予報のように“未来の予報”を使いこなすスキルのこと
Futures Literacyとは、未来のことを考え、想像し、それに備える能力のことです。変化の激しい時代に、柔軟に対応できる力を養います。
専門知識を持った人だけでなく、未来を構想する力は元々誰にでも備わっているものだと見立て、自分で思い描いた未来をツールのように使いこなしながら、複雑で予測不可能なの世界を生き抜くスキルです。
「Literacy」とは、もともと「読み書き能力」を意味するラテン語の「littera(文字)」に由来します。現代では、特定の分野や技能に関する理解力や活用能力を指す言葉として広く使われています。
例えば「メディアリテラシー」は様々な媒体からの情報を批判的に読み解いて適切に活用する能力を指します。デジタル時代において、情報の真偽を見極めて効果的にコミュニケーションを行うための重要なスキルとして注目されているので、お聞きになった事があるかたもいるかもしれません。
UNESCOも注目!Futures Literacyは世界的な取り組み
このFutures Literacyは、2012年からUNESCO(国際連合教育科学文化機関)でも重要性が言及されています。UNESCOは、Futures Literacyを「21世紀のスキル」の一つとして位置づけて世界中での普及を推進しています。
こちらのページ(英語)からも詳しく閲覧できますので、ご興味のある方はぜひどうぞ!
UNESCOのFutures Literacyを扱う動画の中で、Chairであるイタリア トレント大学のRoberto Poli氏はFutures Literacyと「未来予測」の違いをこう話しています。
簡単な例を挙げると、天気予報を見ることは、私の理解では予想(Anticipatory)ではありません。
天気予報を見た上で傘を持って仕事に行くことが、予想的な行動(Anticipatory Behavior)です。
ですので、この意味での予想は行動に関係しています。
さらに一般的に言うと、戦略や意思決定、そして何かの結果を達成するために行うこと。またはあなたが求めているものを得るためにすることです。
– https://www.youtube.com/watch?v=Q8Gee0IhksU より
まさに、天気予報がわかりやすい例えです!雨が降りそうなら傘を持っていく。寒くなるようだったらコートを着て行く。そんな未来の可能性を考えて、今日明日明後日の行動指針ができあがります。
私が経営している会社は「未来予報」という名前ですが、まさにこの考え方と同じで名前を命名したので驚きました。私たちの発信する未来予報が「当たるか外れるか」だけでなく、「これから何をしたいか?」を考えていただくために、毎日活動をしています。
私たちは、「よしここを攻めよう!を後押しする”未来予測”」と「こんな未来があるかも?と視野を広げる”未来予報”」という区分けで説明することが多いです。
Futures Literacyが注目されている理由と実践方法
技術の進歩、気候変動、社会の変化など、予測が難しい時代だからこそ、Futures Literacyが重要になってきています。未来に備える力は、個人にも組織にも、そして地域社会にも不可欠なんです。
簡単に実践方法をまとめると4ステップとなります。
Futures Literacyの実践方法
1. トレンドを観察する:世の中の動きに敏感になりましょう。
2. 想像力を働かせる:「What〜If (もし〜だったら?) 」と考えてみましょう。
3. 多様な視点を持つ:いろんな人の意見を聞いてみましょう。
4. 柔軟性を持つ:変化を恐れず、適応する心構えを持ちましょう。
それぞれの立場でのFutures Literacy活用法
イノベーティブな組織を人事や経営企画の担当者
Futures Literacyは、社員の創造性を引き出し、組織全体のイノベーション力を高めるツールとして活用できます。未来思考のワークショップを定期的に開催したり、長期的なビジョン策定に社員を巻き込んだりすることで、イノベーティブな組織文化を醸成できるでしょう。
未来思考で新たなキャリアを切り拓くワーカー
バックキャスティングとFutures Literacyは相性抜群です!未来のあるべき姿を描き、そこから逆算して現在の課題を見つける手法として活用できます。新しい技術やフレームワークと組み合わせることで、より効果的なキャリアの戦略を立てることができるでしょう。
AI時代を生きる子どもたちの教育者、親、地域団体
Futures Literacyは、AI時代を生き抜くための重要なスキルです。
お子さんと一緒に未来について話し合ったり、想像力を育むゲームを楽しんだりすることで、ポジティブな未来思考を養うことができます。学校選びの際も、未来思考の教育プログラムを提供している学校を探してみるのもいいかもしれませんね。
持続可能なまちづくりを目指すNPO関係者
Futures Literacyは、地域の未来を住民と共に考えるための素晴らしいツールです。「未来想像会議」のようなイベントを開催し、多様な世代の声を集めることで、持続可能で魅力的な地域づくりのアイデアが生まれるかもしれません。長期的な視点で地域の課題を捉え、創造的な解決策を見出すことができるでしょう。
Futures Literacyを身につけるメリット
1. 変化に強くなれる:予期せぬ出来事にも冷静に対応できます。
2. 創造力が豊かになる:新しいアイデアがどんどん生まれます。
3. 意思決定が上手くなる:長期的な視点で判断できるようになります。
4. ポジティブになれる:未来に希望を持てるようになります。
…と、非常にざっくりしてますので、細かくは今後このサイトでもご紹介していきます!
さあ、Futures Literacy Jornalで、未来への第一歩を踏み出そう!
Futures Literacyは、特別な人だけのものではありません。UNESCOも推奨するみんなが身につけられる大切なスキルなんです。今日から未来の話が出るたびに「へぇ」と納得したり「こわい」と思うだけでなく、「こんな未来になるかもな」「こんな未来が欲しいかも」と、新しい可能性に目を向けてみてください!
未来は私たちの手の中にあります!Futures Literacyを身につけて、明るい未来を一緒に創っていきましょう。
それぞれの立場で、この素晴らしいスキルを活かして、よりよい未来づくりに貢献していけるはずです。
このFutures Literacy Journalでは、様々なFutures Literacyの事例や考え方をご紹介してきます。
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