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チョイだし未来予報 | メガトレンド2025を見て感じたこと

こんにちは!VGインターンのレオです!

今回は、未来予報アカデミー内にある特別講座、メガトレンド2025 – SXSW(サウスバイサウスウエスト)2025集中講義をもとに、チョイだし未来予報 | メガトレンド2025というテーマから、集中講義で感じたことを紹介したいと思います。

さて、未来予報アカデミーとは、未来の予測が難しい時代だからこそ、自分なりの未来の仮説をつくり、洞察することができる「未来思考人材」を育成することを目的とした動画学習コンテンツです。その中でも、特に大好評だった集中講義SXSW2024の続編、「SXSW2025集中講義」を10テーマに詰め込んだ最新情報の中から、Z世代である私が学生目線で気になったテーマをお届けします!

私自身、大学で未来洞察を研究するにあたって、非常に参考となったテーマを厳選して紹介しています。未来洞察はもちろん、これからの世界がどのように変化するのか気になる方は非常に共感できると思います!

時代の流れが早い今だからこそ、Z世代とα世代では全く思考が異なっているのかも・・・


各講義は15〜20分ほどとコンパクトにまとまっており、移動などのスキマ時間やお昼休憩でも気軽に視聴できます。それでいて、内容は深く、AIやテクノロジー、未来の社会など領域が横断的な内容だったことから、視野がぐっと広く、かつ洞察も深まる構成になっていました。

今回の記事では、10のトピックのうちの3つである”AI” “働き方” “未来の兆し”の講義をチョイだしで解説できればと思います!

それでは、まずはひとつ目!!!


トピック1:AIは私たちの思考をどう支えるか?

皆さんは、AIを日常的に使用しているでしょうか?

もちろん、毎日会話しているという方、たまに調べ物で使用しているという方、全く使用していないという方。それぞれいらっしゃると思います。

ちなみに、私はすでに思考の一部ともなっており、Open AIのChat GPTはもちろん、AnthoropicのClaude、GoogleのGeminiなど、包括的にAIと共創している段階です。

さて、今回のSXSW 2025では、このAIが「人間の思考」を再構築する時代になっている。という兆しが講義から明らかになりました。内容を簡単にまとめると、

  1. AIは「思考パートナー」になった
  2. AIは「現実世界」でも思考を変え、意思決定や判断に影響を与えるようになった
  3. AIが様々な領域で「既存技術をアップデート」させている

以上のことから、「人間の思考」を再構築する時代へと確実に変化していることがポイントです。

私自身、アメリカで留学をしている際、Chat GPTがリリースされ間も無く、当時は一種のチートツールとして誤解をされていたり、AIと聞くだけで懐疑的な目を向けられていたのを思い出します。

確かに、使い方を誤ればAIは誤解を生みやすく、思考停止を促す危うさもあります。しかし同時に、私はテクノロジーが進化するこの時代だからこそ、AIとの適切な関係性を模索することが私たちに求められていると強く感じています。

AIによって思考の整理が強いやすくなり、考える幅が広がったことは間違いなし!


また講義中盤では、実際にSXSW2025でInnovation Awardsのファイナリストに選ばれたプロジェクトや、現地で行われたセッションの内容が詳細に紹介され、講義テーマを裏付ける具体的な事例として扱われていました。これにより、テクノロジーと社会の関わりがより現実的に感じられる内容になっていました。



こうした事例の紹介を通して、「AIとどう付き合っていくか」という問いがよりリアルに感じられる講義でした。最後には、AIを巡る今後の課題や倫理、社会的影響についても考察が加えられ、単なる技術解説にとどまらない深い学びがありました。

特に、集中講義ならではの未来予報的な視点は、“今ここ”の延長にある未来を想像するうえで大きなヒントになります。AIの進化を「他人事」で終わらせず、自分自身の視点で向き合いたい人には必見の内容です!

明日、突然ヒマになったらあなたは何をしますか?

未来予報アカデミー公式サイト:https://academy.miraiyoho.com/sxsw2025-lecture

SXSW 2025 Mega Trend
25%

トピック2:幸せな働き方はテクノロジーで叶えられるのか?

「幸せな働き方」 そんな言葉を聞いて、あなたはどんなワークライフバランスを思い浮かべますか?

私は学生ということもあり、まだフルタイムで働いた経験はありません。(実際には、本業の学生はもちろんインターンやアルバイトなど毎日“狂ったように”働いているのですが…)

そんな立場からすると、「社会で働くこと」の意味は、いつもぼんやりと、けれど強く興味があるテーマです。

何を隠そう、私の両親は少し年が離れていて、昭和・バブル景気のど真ん中を生き抜いてきた“営業魂”の人でした。かっこいいですよね。

正直、その影響もあるのか、私自身はモラハラやパワハラに対して、そこまで強い抵抗感はないのが本音です。しかし、Z世代として、まわりの友人やSNSの声を聞いていると、ふと考えさせられます。

「私たちは、何のために働くのだろう?」

少し哲学的かもしれませんが、ゴーギャンの作品「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」も同じように、人生に対しての問いはどの時代でも常に考えさせられますよね。

このような疑問を持ちつつ、講義では実際に働き方や職場に関する概況をもとに、実例などを紹介していました。トピック1と同様、働き方に関して、Innovation Awardsファイナリストに選ばれたプロジェクトはもちろん、現地で行われたセッションの内容が紹介され、講義テーマを裏付ける具体的な事例として扱われていました。

そして、これらの事例からは10年後、15年後には「働く」という行為そのものの意味が大きく変わっているかもしれない、そんな可能性すら感じさせられました。

中でも、今回の未来予報は私達の心に問いかける内容だったと感じています。

「Work Life Unbalance」働きたい人と働きたくない人の共存。

「私たちはお金を稼ぐために生きているのか?生きるためにお金を稼いでいるのか?」

“幸せな働き方”とは、制度や環境の話だけではなく、「自分にとっての幸福とは何か」を見つめ直すプロセスそのものなのかもしれない。講義を通して、そう実感したのです。

モヤモヤした気持ちを抱えながら、それでも毎日をこなしている。そんな人にとって、SXSWのような場所は、「ほんとはこういう未来もあっていいんだよ」と静かに背中を押してくれる、そんな存在なのかもしれません。

The three most harmful addictions are heroin, carbohydrates and a monthly salary.
もっとも有害な中毒物質三つは、ヘロイン、炭水化物、月給だ。

ナシーム・ニコラス・タレブ(文筆家、トレーダー、1960-)『ブラック・スワンの箴言』
SXSW 2025 Mega Trend
50%

トピック3:スタートアップが現実化させてきた”兆し”を探る

最後に紹介したいのが、スタートアップが生み出す“未来の兆し”を読み解く講義です。

SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)は、言わずと知れた未来のショーケースであり、世界中のスタートアップにとっての登竜門としても知られています。

実際、今ではおなじみのX(旧Twitter)やUber、Lyft、Siri、Airbnbといった企業も、SXSWから注目を浴び、一気に飛躍していった過去があります。

2025年のスタートアップ概況では、そんな歴史の延長線上にありながらも、ひとつの転換点を迎えている現実が浮かび上がってきました。

最先端技術が「課題解決の道具」として、いよいよ実装フェーズに入っているということ。そして、社会課題と地域特性が交差するなかで、いわば“現場発”ともいえるテクノロジーが強い存在感を示していた点も、特に印象的でした。

講義内で語られていたポイントは、

  1. グローバル・エコシステムの深化
  2. 異なる技術の融合とその加速
  3. サステナビリティへの集中投資

となっており、これらは単なるトレンドワードではなく、いま、スタートアップがどこにいて、どこへ向かおうとしているのかという“現在地”を映し出すものでした。

さらに、SXSWという歴史的な舞台を通して、スタートアップがどのように進化してきたのかもわかりやすく語られており、過去・現在・未来を接続しながら「兆し」を掘り下げるヒントが随所にちりばめられていたように思います。

未来を考えるうえで、「いま」を知ることの重要さを改めて感じさせてくれる講義でした。

動画の後半では、注目のセッションもいくつか取り上げられていました。

中でも印象的だったのが、SXSWで長年司会を務めているJim Breyer氏の言葉です。彼は、「未来を変えるスタートアップは、“パターンブレーカー(既存の常識を壊す存在)”としての役割を担っている」と語っていました。

講義を通じて、私が特に考えさせられたのは、「視点を最初からグローバルに持つことで、課題に対する柔軟な対応力が育まれ、やがては国境を超えた問題にもアプローチできる存在=次のパターンブレーカーになれる」という点です。

これは、ただのビジネス論にとどまらず、私たちZ世代がこれからの社会でどう生きるかという問いにもつながっているように感じました。

現実を見つめすぎて夢を見にくくなっている若者が多い今の時代。

情報は常に過剰で、何かに心を動かされる前に、次のコンテンツがやってくる。

そんな時代に生きている私たちは、どこか“抽象の中で立ち止まってしまう”ような感覚を抱えている気がします。

だからこそ、未来を覗き見できるような体験=SXSWのような場

そしてその最新の知見をわかりやすく噛み砕いて伝えてくれる「アカデミー」の存在が、今の私たちにはとても大切なのだと実感しました。

未来は、一方向だけに進んでる訳では ないワ。私たちが選択できる未来もあるはずよ。

漫画『AKIRA』(キヨコのセリフ)
SXSW 2025 Mega Trend
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全体を通して

いかがだったでしょうか?

今回は、未来予報アカデミーの特別講座「メガトレンド2025 – SXSW集中講義」をもとに、

「チョイだし未来予報 | メガトレンド2025」というテーマから、私が実際に受けて感じたことをお伝えしました。

この講義シリーズには、今回ご紹介した内容以外にも、さまざまなジャンルや視点から未来を覗き見るようなテーマがたくさん詰まっています。

SXSWという現地に足を運べなかった方でも、歴史をつくってきたサービスや技術がどんな問いから生まれたのか、その“はじまり”を知るヒントがこの動画には散りばめられていました。

そして何よりも、「未来を考えること」が特別な人の専売特許じゃないことを、あらためて感じさせてくれました。

私のような学生であっても、今の社会に問いを投げかけ、未来の担い手になっていいんだと、前向きに背中を押された気がします。

未来に不安を感じたり、やるせなさを抱えたりしている人こそ、こうした“未来を見つめる時間”が何かの転機になるかもしれません。

人生には、ちょっとした「問い」や「視点のズレ」が、ターニングポイントになることがある。

私自身、そんな時間を探しながら、これからも未来を学んでいきたいと思います。

SXSW 2025 Mega Trend
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SXSW2025 集中講義

10テーマの2025年の最終情報が学べる未来予報アカデミーの特別動画講座。「まち」の未来も扱っています。

Reo Fujita

Reo Fujita

VISIONGRAPH Inc. インターン

武蔵野美術大学 造形構想学部 クリエイティブイノベーション学科 4回生 高校卒業後、視覚芸術学や哲学、天文学、文化人類学などの一般教養をアメリカで学ぶ。学位を取得した後、武蔵野美術大学へ広義のデザインを研究しに編入。現在はスペキュラティブデザイン、未来洞察、シナリオプランニングなどを研究中 趣味はサッカー観戦、ゴルフやダーツ、映画鑑賞や読書など

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